11月2日木曜日 今期のメインアクティビティである『腕木式昼間潮流信号機』の復元・設置が完成し、除幕式が行なわれました。
この『腕木式昼間潮流信号機』は日本三大潮流のひとつとして知られる来島海峡のほぼ中央に位置する中渡島(今治市吉海町椋名)に設置されていたもので、今回復元した信号機は1990年3月に初代信号機の老朽化にともなって設置されたものです。
『腕木式昼間潮流信号機』はこの海域で潮の流れの方向を示し、定められた通行帯を知らせる施設として1909年8月に中渡島潮流信号所開設と同時に設置されました。1909年設置以来、初代・2代と続いた『腕木式昼間潮流信号機』も2010年来島海峡の潮流信号所が全て電光掲示板に統一された為撤去され、2012年3月に103年の歴史に幕を閉じました。
今治ライオンズクラブでは、文化的価値のある歴史的にも貴重な『腕木式昼間潮流信号機』を後世に伝えて行くことが、その時代に生きる者の使命でもあるとの観点から、初代信号機を2010年に従来の展示場所からサンライズ糸山サイクリングターミナルへ移設し復元致しました。そして2代目信号機も撤去から5年が経ち、今年6月頃から復元作業を開始、解体後の部品ひとつひつとを検証し設計の後、不足部品の製造・仮組立て・ペンキの塗替え等の行程を経て今治港・大型フェリーコンコースへ3週間をかけて設置しこの度復元が完成致しました。
|
ご来賓の皆様 |
|
今治LC梶原会長 挨拶 |
|
除幕式
|
|
菅 今治市長 |
|
石川 336-A地区 2R RC |
|
中津 今治海上保安部長 |
|
感謝状贈呈 青陽建築設計工房 |
多くの来賓の方々に出席頂き、除幕式は無事終了致しました。今回復元・設置した2代目『腕木式昼間潮流信号機』も文化遺産として、今治港・はーばりーを訪れる方々に歴史的に貴重な信号機の存在を知っていただき、海事都市 今治市にふさわしいモニュメントとして、初代信号機と共に今治市にとって歴史的観光資源となることを祈念いたします。